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2017-10

花写真のためのNikon CaptureNX-DによるRAW現像のビギナー講座 第三回

第三回 イメージに近づけよう

【JPEGでも編集できる】

第二回はRAW現像の便利な点である、「後からカメラ設定を変えられる」機能を紹介しました。
特にピクチャーコントロールは被写体で変えたいと思う項目だと思いますので、後からの変更は便利ですね。
ただし、自分の場合はどれも大体同じ設定で現像することが多いです。
※設定は保存しておくことができます
第三回はJPEGでも利用できる編集機能の項目です。
さらに自由度が増した調整ができるので、シャッターを切ったときのイメージに近づけることができると思います。
※そう、シャッターを切ったときがイメージが重要なんです

第二回の最後の画像は次のものでした。

02_04
図 第二回まで






【彩度を微調整する】

前回のRAW現像時には彩度を少し抑えておきました。
でも、バラのピンクは他(背景グリーン)に比べてもっと彩度が高く感じていました。
そこで微調整でバラの彩度を調整します。
アイコンメニュー下部(B部分)からLCHエディター、彩度を選択します

03_01a
図1 LCHエディターから彩度を選択したところ

まずは、彩度のレベルを全体的に上げてみます。
このときの変化は、全部の色(虹色になっている)に対して行っているので、画面全体の彩度が上がっているはずです。
でも、背景のグリーンが不自然に鮮やかになってしまっているので、この水平線のうちこの部分をもとに戻すように下げます。

03_02a
図2 レベル調整と部分調整

図2は分かりやすいようにレベルを多めに引き上げています。
彩度の上がり過ぎたグリーンはやや黄色によった色で、ちょうど下げた部分になっています。

03_02
図3 彩度調整後(分かりやすいように多めに上げています)


【トーンカーブを調整する】

つぎにメニュー左から6番目のレベルとトーンカーブを選択します。

03_03
図4 ツールを選択したところ

03_03a
図5 レベルとトーンカーブの初期状態

トーンカーブは第一回で簡単に説明しました。
第二回で露出調整が済んでいれば、暗すぎ、明るすぎの状態にはなっていないと思います。
トーンカーブの調整は画の雰囲気が決まる部分と思いますので、暗すぎ、明るすぎの場合は、露出調整で先に整えておきましょう。
なお、トーンカーブはR,G,Bの各色に対して独立して変更も可能ですが、ここではRGB(全体)の調整とします。

【全体的に明るく穏やかな印象に】

03_04a
図6 アンダー側にポイントを作って持ち上げたところ

カメラは実際に目で見たよりもコントラストが高くて、ギスギスした感じになることがあります。
見てたのはもっと穏やかなのに・・・という場合なら、図6のようなトーンカーブの調整がいいでしょう。
この画の場合、暗い部分を持ち上げて明るい雰囲気にしてみます。

03_04
図7 トーンカーブ調整後

この画の場合、先ほど分かりやすいようにと大幅に上げたピンクの彩度が目立ちすぎていますね。
彩度を多めに上げたためですね、苦笑。
※この時点で前に戻って再調整ができます、この講座ではそのまま進めます


【ホワイトバランスの調整】

ここまでで画の雰囲気が決まってきましたが、光がちょっと青い感じがします(感じ方は人それぞれですが)。
クールな感じで悪くないかも知れません。
でも、自分が感じていたのはもう少し暖かい光でした。
というわけで、ホワイトバランスを調整してみます。
第二回でホワイトバランスをパスしましたが、最後に調整を加えます。
エディットタグでホワイトバランスを選択しました。

03_05
図8 エディットでホワイトバランスを選択したところ

03_05a
図9 晴天を選択したときの初期設定

「撮影時の設定」となっていたところを「晴天」にしました。
すると、晴天の初期設定(5200K)になって、画はずいぶん黄色になりました。
では、この色温度を変えてみます。

03_06a
図10 ホワイトバランス調整

図10は値を変化させたところです。
いいところを見つけてください。

03_06
図11 ホワイトバランス調整後

光が変わったのが分かるでしょうか。
これで完成とします。

こうやって作業を進めていくと、以前の作業の手直しが必要になることがあります。
その場合には、そこに戻れば良いだけです。
自分の撮ったときの感じていたイメージを大切に、見失わないように、頑張ってください。


【作業の流れのまとめ】

では、やってきた作業をまとめてみます。

1.RAW現像
 ・ヒストグラムを確認
 ・±露出補正(この画ではパス)
 ・WBホワイトバランス(この画ではパス)
 ・ピクチャーコントロールの設定 
   ビビッド (コントラスト-2 彩度-1)
 ・トーンとトーン(ディテール) (この画ではパス)
2.編集
 ・彩度の調整(グリーンもどし)
 ・トーンカーブ(アンダー持ち上げ)
 ・WBホワイトバランス(暖かい光に)


【最後に】

RAWは「失敗写真でも救済できる」ことが目的ではなくて、「撮ったときのイメージはカメラに任せない」ためのツールと思います。
もちろん、いつくかの制限を気にしなければ、JPEGでも問題ありません。
ただ、自分の好みの、作意の画を再確認する上でも大事な作業かな、と感じています。

楽しい写真ライフを!



テーマ:お気に入りの音楽が聞こえてくる花フォト - ジャンル:写真

コメント

やっと時間を作って作業してみました。が、難しい難しい(多汗) 難しいですね。
あっちもこっちも設定があるのと、どのように仕上げたいかが定まっていないのと。あとはまずは慣れないと。

とても丁寧に分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。モデルのバラの写真が仕上がる様子は、楽しかったです。

pikoさん

そうですね、まずは慣れですね
急がずゆっくり取り組んでみてください

人のことは言えないのだけれど、夜更かして疲れませんよう、笑


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